先日、書店で『日本人にしかできない「気づかい」の習慣』という本を見つけました。
ちょうど上司に、「今年は気の利いた仕事ができるように、気の利いた素敵な女性になれるように、頑張ってね!!」と言っていただいたところでした。
上司の、お客様へのちょっとした、さりげない心遣いや気づかいを見せていただき、自分はまだまだ、お客様への気づかいが足りていないということを教えていただきました。
本に「気づかい」について、このような事が書かれていました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
心をもって、正しきことを行う
私は東京新宿区にある「橘家」という料亭で生まれ育ちました。
橘家は大正末期に作られた料亭です。
財界人や政治家の方々が好んで通いつめていたそうで、当時の総理大臣がいらっしゃるのを私も見たことがありました。
そんな料亭を女手一つで作り上げたのが、祖母です。
そして、その料亭を改革し、大繁盛させたのが二代目の女将、私の母でした。
今思い返すと、「人を気づかうとはどういうことなのか」。
その一番大事なところを教えてくれたのは彼女たちでした。
幼い私には「おもてなしの心」がよくわかりません。
何をどうしたらもてなすということになるのか。
だから、ある時祖母に聞いてみたのです。
「おもてなしって何?」
すると、彼女はこんなふうに教えてくれました。
「ひろ坊、お前の好きな人って誰?」
「おばあちゃん」
「ひろ坊、おばあちゃんが来たら何してくれる?」
「おばあちゃんおはぎが好きだから、おはぎつくってあげる」
「他には何してくれるの?」
「きれい好きだから、お掃除してあげる」
「ひろ坊、それが、“おもてなし”って言うんだよ」
自分が大切だと思っている人に対して、「この人は何が好きなんだろう?」「何をしたら喜んでくれるんだろう?」と考え、実際にしてあげること。
これが気づかいの本質です。
ものの言い方、人への接し方、ちょっとした仕草。
気づかいは、どんな些細なことでも成立します。
でも、人を気づかおうという心がなければ、意識が自分だけにしか向いていなければ、その些細なこともできません。
気づかいとは、「心をもって正しきことを行うこと」。
心というものは、人を思いやる気持ち。
正しきこととは、相手の意に沿っているかどうか。
つまり、「心を込めて、相手が望むことをすること」。
それが気づかいであり、日本人にしかできないことなのです。
どんな小さな行動でもいいから、心を込めて人を気づかえば人間関係がよくなり、仕事は円滑になり、どんな商売も繁盛する。
それが、橘家で学んだルールでした。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
このお話を読ませていただき、私は、「おもてなし」ということを、どこか堅苦しく考えていたのではないかと思いました。
「おもてなし」とは、自分が大切だと思っている人に、喜んでもらえるにはどうしたらいいか?と考え、それを行動に移すこと。
自分の大好きな人の笑顔が見たいから、喜んでもらいたいから、相手の望んでいることを考えて、考えて、自分の出来ることをさせていただく。
そして、大好きな人の笑顔が、自分の喜びや活力になっていくのだと思いました。
いつも、人を気づかっていらっしゃる方々は、心が穏やかで、いつも周りのことをよく見ていらっしゃり、相手が望んでいることを、絶妙なタイミングで、さりげなくしていらっしゃるように思います。
気づかいというのは、いざという時だけするものではなく、普段から周りの方々を気づかおう、いつも助けていただいている方々に、私がさせていただけることはないかという、感謝の思いが、言葉や人への接し方、ちょっとした仕草に表れるのだと思いました。
そのような、ちょっとした気づかいは、人の心にとても響くと思います。人を思いやる温かさや優しさが、人へ伝わり、思いやりの気持ちが伝染していく。
そうなると、人間関係はとてもよくなり、何事もうまく運んで行くのだと思いました。
まだまだ未熟な私は、心が狭くなってしまった時など、自分の事しか考えられなくなってしまうことがありますが、人としていつも、相手を気づかう気持ち、おもてなしの心「心を込めて、相手が望むことをする」ことを忘れないようにし、人を気づかう思いやりや、優しさを、行動に移していきたいと思います。










コメントする