私は今、過去自分が乗り越えてきたと思っていたことが、自分の勘違いだったことにようやく気付き、初心に返るという事を再度意識し始めました。
自分がこれまでに出合った数々の出来事を振り返り、今の自分が過去に乗り越えたと思っていたことが、できているかを改めて考えると、それは、『乗り越えた』ではなく、ただ単に自分の問題点を『知った』だけだったと、自分の傲慢と愚かさを反省しました。
以前にRIEさんのブログに「全国洗顔大会」で出会った素晴らしい方、鈴木秀子先生の話がありましたが、鈴木先生に更なる学びを頂きたいと思い、本を読ませていただきました。
「幸せになるキーワード」という本の中に今、私がしっかりと向き合わなくてはならないと感じたお話がありました。
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私たちに与えられているのは、いま、この瞬間だけです。過去はいくら悔やんでも取り返しがつきませんし、未来のことをあれこれ悩んでも始まりません。
たとえ寸前まで嫌なこと、辛いことが続いていたとしても、いま、この瞬間はまっさらで新鮮な素晴らしい時間。
大切なのは、いま、ここをできるだけ明るく前向きに過ごすこと、そのための知恵を最大限働かせること。
その一瞬一瞬の積み重ねが未来を決まるのです。
これは誰でも、いまこの時から習慣づけることができます。
いまこの一点の視点を1ミリでもいい方向に定めたとき、その方向にエネルギーが動き出します。
一瞬一瞬をいきいきと新鮮で喜びにあふれさせる時、未来は輝き出してくることでしょう。
このことを最初にお伝えした上で、今回は一つのお話を紹介したいと思います。
「クッキーどろぼう」というお話です。
『女がひとり、夜の空港で待っていた。飛行機が出るまであと数時間。
女は空港の売店で本をあさり、クッキーを一袋買って、腰をおろした。
夢中になって本を読んでいるうち、ふと気付けば横にいる男が、こともあろうに、二人の間に置いた袋から、クッキーをつまんでいる。
女は騒ぎを起こすのが嫌だったから、知らんぷりを決め込んだ。
女は本を読み、クッキーをかじり、時計を見ていたが、あきれたクッキーどろぼうは、クッキーをどんどん食い荒らしてくれる。刻々と時間がたつにつれ、女のいらいらはつのるばかり、“あたしがこんないい人でなきゃ、ぶんなぐってやるわ!”
女がクッキーを一つ取れば、男もまた一つ取る。最後の一つが残ったけど、この男は頬をゆるめ、わざとらしく笑うと、最後のクッキーを手に取り、二つに割った。
その一つを女に差出し、残りを男が食べた。女は男からクッキーのかけらをひったくると、内心思った。
“ああ、なんてやつ。この厚かましさ、この恥知らず、一言の礼も言わないなんて!”
こんなに腹が立ったのは生まれて初めてだわ。出発便が呼ばれたときには、ほっと安堵のため息が出る始末。荷物をまとめて、ゲートに向かい“恩知らずのどろぼう”には目もくれずに立ち去った。
女は飛行機に乗り、座席に身を沈め、やおら本を捜した、あともう少しで読み終わるわ。
荷物の中をまさぐった女は、驚いて息を呑んだ。なんと自分が買ったクッキーがここにある。
「私のクッキーがここにあるなら」うちのめされて彼女はうめいた。
「あれはあの人のだった、それを私に分けてくれた。」
あやまろうにも手遅れだと、女は悲しみに身悶えた。
自分こそ恥知らずの、恩知らずの、どろぼうだった。』
思わず笑ってしまう、しかし、深い余韻が残るお話ではないでしょうか?
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この話を読んで、私はヒヤリとしました。起こった出来事を自己中心的に考え、自分の思い込みを事実と捉え、それによって自分の愚かさに気づかず、“あたしがこんないい人でなきゃ、ぶんなぐってやるわ!”と傲慢になってしまっている姿は、本当に恥ずかしいと思い、同時に、最初にも書きましたが、今、私が直面している、『過去に乗り越えたと思っていたことを今の自分はできているかを改めて考えると、それは、『乗り越えた』ではなく、『自分の問題点を知った』だけだった』と同じだと思いました。
色んな出来事によって、自分の悪いところを見せていただき、その都度解決してきたつもりでいましたが、気づいた後のちゃんとできているか?と自分を振り返り反省することを怠っていたせいで、せっかく気づかせていただいたことが、生かされていませんでした。
そして、このお話しの続きには、こうありました。
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私たちが学ばなくてはならないのは、事実を知った彼女のその後の行動です。
彼女は「自分は人のクッキーを無断で食べてしまったダメな人間だ」と落ち込むこともできました。
しかし、いくら落ち込んだところで、いまさら相手に謝る術はない。
そこで彼女は見知らぬ人の優しさに触れ、その人と貴重なひとときを共有できた喜びで心を満たすのです。
飛行機の中で自分のクッキーを取り出しては半分に割り、それを男に分けているとイメージしながら口にした。
すると一人で食べている以上に、満足感を得られたというのです。
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この物語の女性は、自分の勘違いに気づいた後の「落ち込む」か「感謝する」の選択肢がでてきたとき、
「感謝する」を選び、自分自信を幸せにすることができ、失敗体験を『貴重な学び』にすることができました。
私は自分の過去を振り返ったとき、失敗する→落ち込む→何とか立ち直る→日常生活に戻る、を繰り返し、「感謝する」気持ちが抜けていることに気がつきました。失敗体験を『貴重な学び』にできずに、ただの失敗した出来事で終わらせてしまっていました。
もちろんそのときは、感謝の言葉も口にしたり、自分では感謝しているつもりになっていたのですが、自分の感謝が非常に浅かった事で、失敗を次に生かすことができていなかったのだと思います。
『見知らぬ人の優しさに触れ、その人と貴重なひとときを共有できた喜びで心を満たす』とあるように自分が失敗して気付いた出来事を本当に受け入れたとき、それを教えてくださった方々への感謝が生まれるのだと思うと、マイナス要因より頂いたご縁や愛情のほうが大きい事に気付かせて頂きます。
失敗した出来事を何度もただの失敗体験で終わらせない為には、以前にも何度もブログに書かせていただいているように一日の終わりに今日を振り返り、今日の反省と感謝を確認する作業がとても大切だと再度認識しました。
そして、それを毎日の習慣にしていき、その日の反省をその日のうちに学びにしていくことと、改善策を考え必ず実行していくこと。そして、教えて頂いたこと、して頂いたことや許していただいたことへの感謝の気持ちを心で感じることのできる自分に育てて生きたいと思います。
しかし、失敗を貴重な学びにする為には、自分の感謝力ではまだまだ足りません。
『自分がしていただいていることの苦労や努力は、自分が汗を書かないと分からない』
これは最近、上司から頂いたアドバイスです。
感謝力を上げる為には、自分に与えていただいている愛情を頭で理解するのではなく、心で受け止め感じることのできるように、人の為に汗をかき、苦労や努力をさせて頂き、『知る』ということをしていかないといけないのだと思いました。
そのためには、今の自分の現状を本気で受け止めることや人の為に汗をかくことが出来る自分にならなければ人のお役に立てていただけることは出来ません。
今、自分がすぐに取り組めることは、まず、人に迷惑をかけないこと。自分の失敗や伝え方などで、
他の方々の時間をとってしまっている現状をしっかりと認識し、改めていきます。
不足していることが多く、課題は山積みですが、クッキー泥棒のように勘違いを起こしたままで、通り過ぎないように、気づいた今から過去の失敗体験を『貴重な学び』に塗り替えていくために、一日一日を大切に感謝の気持ちを感じながら過ごしていきます。
いつも許していただいて有難うございます。