浅田真央選手 感動をありがとう。
バンクーバー五輪で日本中の期待を一身に受けて、みごと銀メダルに輝いた浅田真央選手。
4年前のトリノ五輪に年齢制限で出場ができず、この度のバンクーバーでは 4年間抱き続けて
きたものを解き放つように身体いっぱいでオリンピック出場の深い思いを自分らしく精一杯に
表現してくれたと思います。
4年に一度のオリンピックという大舞台の重圧の中で、弱冠19歳の彼女がこれだけの演技、
これだけの表現を成し遂げたことに心から賞賛したいと思います。
なんと言ってもショート、フリーで計3度のトリプルアクセルを成功させたというのは、
空前の大記録であり、彼女がここまで多くのファンを得たひとつの理由は、この難しい
ジャンプに挑み続ける姿勢にあるのだと思います。
男子の4回転ジャンプに匹敵する大技に果敢に挑戦し続ける、アスリートとしての姿に
誰もが声援を送り、誰もが喝采したくなるのだと思います。
彼女は強いアスリートとして毎日厳しい練習と、厳しい自己管理を続けているのだそうです。
靴がボロボロになるまで滑り込む練習の虫。目指す結果を出す為に体重についても、
たった500g増えただけでも、ジャンプに影響があるから行う食事制限等々、
4年間積み上げて来た揺るがないその信念、その精神力、その頑固強さはしっかりと
自分自身の使命感と目的を持った者だけが成せる技。
周囲に振り回されることなくまっすぐ自分の進む道を歩むことで跳ね返して来たプレッシャー。
多くのメディアに囲まれても自分を見失うことなく、
「みんなが応援をしてくれるからがんばらないと」 と進んでいける強さ。
今シーズンのスランプを乗り越え、本番の五輪に照準を合わせてしっかりと結果を出すところが
真のアスリートと言えるのでしょう。
たとえジャンプの調子が悪くても、「自分で決めたからには絶対にやる。」 「必ず跳ぶ。」
そんな頑固さでこれまでに何度も失敗を繰り返して来たが、そのたびに反省こそすれ、後悔を
することはなかったと言う。すべては自分で決めたことだから。
コーチ不在の孤独で不安な時も、選曲した「鐘」が周囲からの反対の意見があった時も
全て彼女は「自分で決める。」「結果が悪くても自分自身の責任なのだから。」と。
彼女の真の強さが理解できます。
残念ながら、フリーではエッジが氷にひっかかるトラブルからトリプルループが一回転になって
しまうミスがあり、またライバルのキム・ヨナの完璧な高得点の演技には及ばなかったものの、
彼女の新たな挑戦が続く限り、私はきっと次のオリンピックで頂点に立ってくれると信じます。
私達も彼女の持つ強い『一念』を見習って、
「必ずできる。」「自分で決める。」「自分で責任を取る。」
これを全うして行きたいものです。
藤島 義仁









