二月の目標
夢や目標を持って「人財」になろう
私たちは、通常、「ジンザイ」という言葉を使うとき「人材」という
漢字をかきます。
「ジンザイ」には、四つの段階があるそうです。
人財 成果を作りだし、職場のみんなから信頼されている。
会社の宝であり、どんな不況になってもリストラされる
ことはない。
人材 教育次第で伸びる可能性がある。逆に教育を怠れば
「人在」になってしまう。新入社員はこの段階から
スタートする。
人在 会社にただいるだけ。益にも害にもならない。
仕事においては指示待ち族で、言われたことしかしない。
人罪 会社にいるだけで害になる。クレームを起こしたり
職場の雰囲気を壊したりする。
私たちは、どの「ジンザイ」でしょうか。
もちろんなりたいのは、「人財」です。人財になるためには、
S=4V
サクセス企業の成功 = ビジョン バイタリティ ビクトリー バリュー
ViSION 【夢】 夢・ビジョンを明確にする。
やりたい「願望」から、必ずやる「信念」に変わる。
Vitality 【活力】 徹底してやり続ける。
強い信念を持ち、困難を乗り越える。
Victory 【勝利】 WinWinの結果を創る。
能力が高まり、成長する。
Value 【価値】 価値・可能性・使命に気付く
可能性に気付くからやりたいこと、目標が見つかる。
このS=4Vを意識に根付け実行できる人が人財になれるのだと思います。
まず、自分が経営者であれば、どんな人と一緒に仕事をしたいか
考えるでしよう。自分を雇いますか?
仕事を通して、どうなりたいかの明確な自分のビジョンがなければ、
人財にはならないのだと思います。
ある小学六年生の作文がある。
「僕の夢は一流のプロの野球選手になることです。そのためには中学、
高校と全国大会に出て活躍しなければなりません。
活躍できるようになるためには、練習が必要です。
僕は、三歳の時から練習を始めています。三歳から七歳までは
半年くらいやっていましたが、三年生の時から今までは、
三百六十五日中三百六十日は激しい練習をやっています。
だから、一週間中で友達と遊べる時間は五、六時間です。
そんなに練習をやっているのだから、必ずプロ野球の選手に
なれると思います。そして、その球団は中日ドラゴンズか、
西武ライオンズです。ドラフト入団で契約金は一億円以上が
目標です。僕が自信のあるは投手か打撃です。
去年の夏、僕たちは全国大会に行きました。そしてほとんどの
投手を見てきましたが自分が大会ナンバーワン選手と確信でき、
打撃では県大会四試合のうちホームラン三本を打ちました。
そして、全体を通した打率は五割八分三厘でした。
このように自分でも納得のいく成績でした。そして、僕たちは
一年間負け知らずで野球ができました。
だから、この調子でこれからもがんばります。
そして、僕が一流の選手になって試合に出られるようになったら、
お世話になった人に招待券を配って応援してもらうのも夢の一つです。
とにかく一番の大きな夢は野球選手になることです。」
作者は愛知県西春日井郡豊山小学校六年二組 鈴木一朗。
いまをときめく大リーガー、イチローの子どもの時代の作文である。
イチロー選手の資質は特別、いわば天才という。その通りだと思う。
しかし、この作文が夢を実現する上で大事なものは何かを語っている
ことも事実だと思う。
まず、自分の夢に対してのいささかも迷いがない。
夢を素直に信じている。つまり夢に対して本気、本腰である。
次に、自らの夢に対して代償を進んで支払おうとする気持ちが強い。
三百六十五日中三百六十日激しい練習。友達と遊ぶのは一週間で
五、六時間という。そう言い切る言葉に少しの悔いも未練もない。
「夢をみることは重荷を背負うことだ」と松下幸之助氏は言ったそうだが、
そのことをすでに体得している感がある。
そして最後に、お世話になった人に対して報いるという報恩の心
を持っている。夢を持ち、その夢を実現すべく燃えることができるのは、
全生物のなかでも人間である。天から授かったこの能力をフル発揮して
人生を送りたいものである。そうした意識や行動の積み重ねが、
「人財」となるのではないでしょうか。