2月25日 朝礼の課題です。
勝負脳、勝つための思考法 を読んでの感想と自分自身の未熟なところを
みつけ改善する。
競泳の北京オリンピック日本選手団に、能力を最高に発揮し、
世界に勝つための方法を伝授された日大大学院の脳神経外科が専門の
林成之教授が、「勝負脳」を鍛えるためについてのお話を書いて下さっ
ていました。
勝つための思考法6か条
林教授は、北島康介選手が平泳ぎで優勝した要因として
「
相手との勝ち負けではなく、自分に勝つや世界新記録に集中したこと」
などを述べておられました。
その6か条は次のとおりです。
・ライバルは自分 (ライバルに勝とうとするのではなく、自己記録の更新
にこだわる)
・全力投球する (常に、自己ベストの3割増の力を出そうとする)
・疲れた、大変だというような否定的な言葉を使わない
・調子のいい時は休まず、アグレッシブにやり続ける(リズムが大切)
・最後まで「勝った」と思わない
・自分の世界を作る (プールと自分が一体化するイメージを持つ)など
競泳の日本代表チームに「世界で勝つための脳科学戦略」を伝授した
林成之・日大大学院教授は、北島の偉業の要因について
「勝負に勝つための脳の機能“勝負脳”を完全に発揮した」とみている。
脳神経外科が専門の林教授は、大会前の韓国・済州島合宿など3回に
わたり競泳チームに講師として参加、選手に「人間の能力を最高に発揮
する方法」を専門家として講義した。
林教授は北島の栄冠を
「勝つことではなく、“勝ち方”に執着した結果」と指摘する。
最高の力を発揮するには、相手との勝ち負けではなく、
「過去最高の自分をさらに乗り越える」という考えが重要だという。
その能力が発揮されたのは百メートルの決勝。
予選、準決勝で北島の記録を上回った新星、ダーレオーエンの存在を
ネガティブにとらえず、「あくまで自己ベストの更新、自分に勝つこと」
という目的意識で臨んだことが勝因だと分析する。
同教授はまた、北島の試合前後の発言にも注目する。
「決して否定的な言葉を吐かず、自分を追い込んでいる」。
頂点を極めた人間が「自己を守る本能」を乗り越え
「有言実行で高みを目指した」姿勢こそ北島の“脳力”だと感嘆した。
北島について林教授は、運動神経のリズムや、ゴール直前でストップを
かけない脳の働きなど、脳と体の連係において「すべてをクリアした
最高の選手」と称賛すです。
「脳の仕組み」を人生とビジネスに応用する!
著書『勝負脳の鍛え方』では、ここぞという時に脳の力を最大限に
発揮するための、脳の使い方を解説します。意識・記憶・心や脳の
仕組みを理解し、勝負に勝つため・独創性を出すため・運動上達の
ための「勝負脳」を鍛え、活用する方法が語られていきます。
ながく最先端の医療を行う救命集中治療の現場で、研修に研修を
重ねる作業をやってこられた林氏が、世界中の論文と臨床データから、
まとめられた結果です。
ここでは、頭をよくするためには、記憶や考え、心を同時に発生する
メカニズムに基づいた学習方法を習得する必要があり、少なくとも
脳の「間違う仕組み」を克服する必要があると主張されます。
・意識と記憶と心が同時に生まれる仕組み
・頭を良くする本質が詰まっている人間が考える
“驚くような巧妙な脳の仕組み”
・勉強・仕事が出来なかったのは、心の仕組みを知らなかったから
・脳科学がついに解明した! 部下・子供はこうやって育てよう
・脳の力を最大限発揮し、勝負に勝つための脳の使い方
・“否定語使用”がもたらす脳と意識、行動への制約と悪影響
・多くの人が手に入れたいと思う独創的な脳の力を発揮する方法
・成功する人が知らず知らずにやっている人間の自己保存の仕組みを
破る方法とは?
・宮崎 駿監督もやっているヒラメキあふれる物語りを作る秘訣とは?
・運動の上達や達人になるための脳の活用法
・なぜイメージを作れる人は達人になれるのか?
・北島康介選手が実践した、相手の長所に打ち勝つ必勝方法!
・脳科学からみた“目的”と“目標”の違いとは?
・自信は本当に大事! 脳と自信の関連性についてのメカニズム
・成功し続けるちょっとした癖づけとは?
そして、人間の脳がわれわれに求めているものとは?
『3つの本能を全部クリアしないと金メダルは獲れないんですね』
対談がありましたので、
Q 勝負脳って何なんでしょうか?
A(林教授) 人間の能力を最高に引き出す方法っていうんでしょうか。
スポーツに限らず人生においても仕事においても
勉強においても「最高の力を引き出す方法論」、
そういう風に考えていただくといいと思います。
Q では、私たちが言う「頭が良い悪い」というのは勝負脳に
深く関わっている?
A そうですね、そのものズバリだと思います。
Q じゃ頭の良い人ってどういう人で、頭の良くない人はどういう人
なんですか?
A オリンピックを見ていても、金メダルを獲る方ってすごく頭が
良いって思いません?
Q そうですね!見るからにするどい!
A 考え方も違ってる!
そういう風にならないと力が発揮できないんです。
それは基本的には人間の本能から来ているんです。
Q 本能ですか。
A 我々人間には「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」という
3つの本能があるんです。
Q 食欲は・・・(笑)
A それは「生きたい」の中に入っているの。
Q あぁ、そうですね!
A 「生きたい」と「仲間になりたい」から宗教が生まれている。
「仲間になりたい」と「知りたい」から文化が生まれている。
「生きたい」と「知りたい」から科学が生まれている。
Q うんうん。
A ところがスポーツは3つ全てを含んでいるんです。
だから3つの本能を全部クリアしないと金メダルは獲れないんですね。
『だからイケメンや美人といった左右統一、バランスの取れている顔が
好きなんです』
Q なぜ私たちはイケメンや美人を好きになるのか?というのも
脳の仕組みによるものなんだそうですね?
A そうです。我々はものを考えるときに、ひとつの基準を持っているん
です。これは「一貫性」を持っているので「筋の通らないもの」が
イヤなんです。
Q なるほど。
A ですからデザインも左右対称でバランスが取れていないと、
それは美しいと人間は考えないようにできている。
飛行機のデザインが美しいと感じるのは、そういうこと。
Q シンメトリーが好きなんだ。
A だからイケメンや美人といった左右統一、バランスの取れている
顔が好きなんです。
Q 例外ってあるんですか?
A 例外はお母さんだけね。赤ちゃんもぶすはきらいなんです。
しかしどういうことかお母さんはどんな顔でも好き。
それはものを考える神経伝道脳ができるときに、お母さんの
心臓の音、おならの音、ものを食べる音を聴いているから。
だからお母さんのことはなんでも好きなんです。
Q それも人間の本能なんですね。
そうなんです。だからお父さんは努力しないといけないんです。
A ふふふ。世の中のお父さんはなるべく子どもと遊んであげないと。
Q そういうこと。
北島選手が特に意識したのは、
「ネガティブなことを考えた瞬間に、脳と体のスイッチが切れて、
最高のパフォーマンスがでないということから、否定的な言葉を使わ
ないようにすること」
「ライバルに勝つのではなく、過去の最高の自分を超えることを
目標にする」、この2つだったそうです。
金メダルを取るためには、ライバルに勝つ必要があります。
しかし、ライバルに勝とうとするのではなく、
「過去最高の自分の記録を超える」ことを目指して泳ぐ。
これは、100Mの決勝戦でみせてくれた、あの泳ぎそのものではないで
しょうか。ストローク数を押さえて、彼の強さの特徴を最大に生かした
レース展開。完璧な泳ぎと評されました。
勝負脳を鍛えるには?
試合に勝つためには、体を鍛えたり、セオリーだけでなく、
人間の脳の働きまでを考えて、勝つための戦略を練ることが重要。
林教授の著書「〈勝負脳〉を鍛える」に、北島選手たちが受けた
レクチャーの内容(脳の働きや勝負脳の鍛え方)が紹介されています。
脳科学の発達で、人間の性格や行動、心までが科学的に解明されて
くると、林教授が言うように、脳の働き・仕組みを知ることで、
自分の弱点を克服できる、ということはとても説得力があります。
勝負脳の鍛え方の中で、私がマーカーしたくなったのは、脳の習性を
もとにした「サイコサイバネティックス理論の応用」という部分です。
人間は必ず目的を達成する習性を持っているので、それを理解し、
次の3つを守ることができれば、非常に困難だと思われることでも、
(時間はかかるかもしれないが)必ず達成できる、林教授はそう力強く
断言しています。
■目的ではなく目標に集中せよ
ただ「ガンバリます!」ではダメ。何を達成しようと頑張るのかを、はっきりさせること。特に、目的と目標を区別して考えること。優れた勝負脳の持ち主は、決して「目的=勝負の結果」にはしない。勝つためにはどのようなゲームプランを立て、何を目標に戦いを進めていくか、そのプロセスに気持ちを集中させることが、結果として目的達成につながる。
■目標達成の具体的な方法を明らかにして実行する
自分の弱点を認めること。うまく行かない理由を分析して、何が自分に欠けているのかをあらゆる角度から検証し、批判を受け入れて、それを解決する具体策を立てることが目標達成の条件になる。できるだけ高いレベルのコーチや一流選手の視点から評価を受けると、上達も早くなる上に、到達できるレベルも高くなっていく。
■目標を達成するまで、その実行を中止しない
人間は、目的や目標が達成できないと、色々な理由をつけて方向転換しようとする。これは、人間が持つ(自分の脳を守ろうとする)自己保存の本能に従った考え。これを一度体験して癖になってしまうと、何をやってもいつも目的が達成できない脳になってしまう。そういう仕組みが人間の脳にはある。
これまで、精神論や「~すべき」と語られてきたことが、脳の機能に従ったものなのだと分かると、腑に落ちてとてもスッキリします。そして、勝負脳は、スポーツ選手だけの話ではなく、仕事や日々の日常において生かされるものです。
脳の疲労は大敵!
気分が乗らない、何をするのも億劫などと、脳はさまざまな言葉で疲労の
サインを送っています。
脳は、ストレスが加わると、疲労がなかなかとれない臓器だということ
です。そのため、勝負脳を鍛える上で注意したいことが、脳を疲れさせな
いこと。ストレスを色々抱えている、解決しない悩み事がある、
いつも悪い方向へ考える、上手くいかないので焦っている、というような
とき、能は疲労状態。否定的な言葉が頭に浮かんだりするのは、
脳が疲労しているときの症状なんだそうです。
そのため、普段から脳にストレスがかからないような生活を心がけることが
大切。
脳の疲労をすばやく取り除くには、気のおけない友達や家族と
「楽しい会話」をすることが一番。そこで、愚痴をこぼしてはいけないよう
です。
また、耳の痛い話があります。仕事でやり残したり、問題を先送りしたり
する人は、常に脳にストレスを抱えた状態になるので、ここ一番で力を
発揮できないということです。
一日の仕事をテキパキと片付け、目標を達成する行動パターンをつくり
鍛えることが大切とのこと。
林教授が言われることは、どれも当たり前のことなのですが、
それが脳の働きに沿って解説されるため、すぐに「心掛けなければ!」と
モチベーションが上がっていくので不思議です。
何事も、最後はメンタルの力が結果を左右します。
勝負脳は、負けそうになる気持ちを鍛える知識として役立つものだと
思いました。









