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根は大事である。

根は大事である。

 

今日の日めくりカレンダー

植物が生き生きと生育していくのに欠かせないのが根である。

土中の目に見えない働きがあって花は咲き、葉は生い茂る。

人間も然りである。人が人生という時間軸の中で自らの花を

咲かせていくには、根がなければならない。

根を養っていない人はいささかの風にも傾き、倒れる。

植物も人間も自然の摂理の前には等しく、平等である。

 

 

「八風吹けども動ぜず天辺の月」

という禅の言葉がある。八風とは人心を動揺させる八つの障害の

ことである。

 利・衰(り・すい 利益を得る・失う)

 毀・誉(き・よ 陰でそしる・ほめる)
 

 称・譏(しょう・ぎ 面前でほめる・悪口をいう)
 

 苦・楽(く・らく 心身を悩ませる・喜ばせる)
 

 心の根をしっかり養っておくことの大事さを、強風の中でも

 微動だにしない天の月に譬えて、禅者は見事に詠じている。

 

 

 では、人間の根はどうしたら養えるのだろうか……。


 釈迦は人間を悟りに導く方法として「六派羅密」を説いた。

 

 「六派羅密」とは


   布施  与える

   持戒  自らを戒めるものを持つ

   忍辱  苦難や嫌な事を耐え忍ぶ

   精進  仕事に一生懸命打ち込む

   禅定  心を落ち着かせる

   智慧  布施・持戒・忍辱・精進・禅定の五つの修養を努めていると

       生まれるもの

 

 これは、そのまま、心の根を養う実践徳目であろう。

 

 中で特に『根』を養うのに大事なのが【忍辱】ではないだろうか

 

 人生の難関辛苦に耐え忍ぶ。植物が厳しい風雪や干天に

 さらされるほど強く根を張るように、人間の根もそこに

 養われるものである。

 


 

 

   相田みつを氏の詩に独自の境地を書いたものがある。


         なみだをこらえて

         かなしみにたえるとき


         ぐちをいわずに

         くるしみにたえるとき

         いいわけをしないで

         だまって批判に耐えるとき

         いかりを押さえて

         じっと屈辱にたえるとき

         あなたの眼のいろが

         深くなり

         命の根が

         ふかくなる


  長い苦節に耐え、深く静かに自らの根を養ってきた人の言葉は重い。

 


  いろいろな難しい言葉での教えがいっぱいありますが、

  自分がどう生きたいか、どうしたいか、

  それによって、真剣に大切に生きるだろうし、

  自分だけでは幸せになれないし、周りの人が

  笑顔で幸せでなければ、自分自身が真実の幸せを

  掴むことはできないということに気付き、感謝の

  気持ちを持ち、自然に六派羅密を養い、根が張り、

  しっかりとした人間の核や土台をつくっていくの

  ではないのかと思いました。

  命の根を深く養うために、六つの実践徳目を心がけていきたいです。