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日々の行動

「中村文昭氏が師匠に教わった4つの行動哲学」

         中村文昭(クロフネカンパニー社長)

               
(師匠の田端さんとの生活の中で)
大切なのは、日々の行動なんだなということを教えられました。
それを突き詰めれば4つに集約されるんですが、
非常に分かりやすくて、小学生にもできる簡単なことなんです。


まず、僕らは田端さんに対してノーはなかったんです(笑)。
何を言われても、返事は0・2秒でハイ。
普通は、返事をする前に
いったん考えてしまうんですね。

でも、そこで考えることって、要は損か得かなんです。
損得で返事を迷うんですよ。
そうすると、


「おまえみたいな勉強もできんあほうが、
 考えたらいかん。損得考えずにすぐハイだ。
 まずは素直に受け入れ、やってみることだ」


と叱られました。


    * *


2つ目は、
 
 
 「頼まれごとは、試されごと」
 
 
だというんです。

ものを頼まれるのは、面倒くさいことだと考えがちです。
だけど、頼まれるということは、
その人から試されているということだ。

だから、頼んだ相手を驚かすくらいのことをやれ。
徹夜してでも「おまえ、すごいな」と相手をビックリさせろと。

だけど、この2つを理解しても、
いざ体を動かそうとするとブレーキがかかるんです。
そのブレーキになるのが、できない理由なんです。

何か大きなチャンスが巡ってきても、
でも俺は人前でしゃべるのは苦手だからとか、
でも俺はやったことがないしとか、
できない理由をあれこれ並べて逃げる。

だけど田端さんは、
僕たちができない理由を言おうものなら、


「やってもいないうちから何がムリだ!」


と叱られるんです。


「本で学ぶこともできれば、
 人に聞くこともできる。
 やってダメならやり直せばいいだろう!」
 

って。


    * *


だから3つ目は


「できない理由を言わない」。


    * *


4つ目は、


「いまできることは山ほどある」


と言うんです。だから、

「『そのうち』という言葉を吐いて先送りするな。
 いますぐやれ」と。
 

簡単でしょう。これを皆で毎日続けていたら、
目の前の景色がどんどん変わっていったんです。
だって、親分がああせい、こうせいと言うと、
全員揃って0・2秒で返事をし、
あなたの予測を上回りまっせと体を動かし、
誰もできない理由を言わず、
先送りせずすぐやるわけでしょう。

これを続けていたら、協力してくれる人がどんどん増えて、
1年で六本木にショットバーを出すことができたんですよ。
僕は小学生の前でも講演を頼まれることがあるので、
この体験談をおもしろおかしく一所懸命に話すと、
みんなハイハイ手を挙げて、


「きょうからお母さんにお使いを頼まれたら
 0・2秒で返事をします」
 
「お母さんの予測を上回る速さで行ってきて、
 お母さんからまず味方につけます」
 
「両親を味方につけて、大きくなったら夢を叶えます」


ってやる気満々で宣言するんです。
だけど、大人ができないんですよね。


「でも」っていう悪魔のひと言を
つぶやいて諦めてしまうんです。

僕は結構意地悪なところがあって、
以前は講演した後、参加者の帰り道の脇に隠れて、
ひそかに反応を確かめていたんです(笑)。
そうすると、

「おもしろい話だった」
「元気をもらえた」
「きてよかった」

と拍手してくれていた人たちが、大概言うんです。

「でも」って(笑)。


「でも、あの人は特別なんだろう」
「でも、私の立場は違うし」

と聞いた直後に言っている。
残念ですが、そういう人は変われないんですね。

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